田中一村絵画展

一村(いっそん)さんが大好きという友人が 高血圧でふうふう言っている私を乗せて

西へ北へ老人のドライブ。福山から北へ北へそれから西へ西へ。数カ月前までは

皆が認める雲助ドライバーで脱兎のごとく走っていたが ヨロヨロ ボトボトで 追い越されるばかり。

肉食系のわたしは むかつき 走れ いけ と 怒鳴るが賢明な彼女は 自分のペース。というよりか

堂々とばぁさん運転。

奥田元宋 小山女 美術館開館10周年記念。奄美で自分のを打ち立てた一村さん。 なかなか

賞をもらえず 生存中は成功しなかった無冠の画家。デッサンが 認められなかったのだろうか。

ゴーガン ゴッホ派 ?  友人は ルソー派だという。

若冲の エネルギーより 静的。色がいい。奄美の色だと思った。奄美の洗練されていない

やぼったい色が むしろ たくましく良かった。→  → ちょっと 表現がわるい。田中さんすみません。

NHkのキャスターだった宮崎緑さんが 奄美大島の田中一村美術館の館長さん

併設のレストランが良かった。 あまりの美味しさで しかも 値段が安いので

二人前とる人が多いと。そんなはなしをしていたら

テーブル 隣の夫婦が 二クールいったので びっくりした。 こういう時 私は 必ず まけまいと

注文するのであるが 今回は断念。年を感じた。 完全に負けた。一人前だけで 満足。

このところ 旅先で いつも誰彼なく負けている私。年を感じた。   

友人が 笑い転げる。