年を取るということ

友人に誘われて 大阪 ブルーゲルのバベルの塔を見に行った。興味はあまりなかったが

強い勧めでついて行った。大雨の中  ビシャコになりながら 迷い迷い 中之島を歩いて歩いた。

中之島に来るといつも道に迷う私。

500年前の作品である。圧倒的な迫力。一枚の絵の中に1400人がおるという。

大抵 名画を見たら ほっとしたり 癒されたり 昇華される気持ちになるものだけれど

これは ただただ疲れた。エネルギーを取られてしまった。そんな感じ。

大好きではないけれど この絵は一生忘れられないものになった。やはり 名画であります。

それで エネルギーを吸い取られて老婆になってしまったのか。 帰途 悟りがあった。

帰路 新幹線の 乗り場で 551を 買ってるからと 先に行って行列をした。

行列毎度ながら15分。彼女は来ない。彼女のも買って ホウムへ。

自由席①②③ さがす。 汽車さくら くる。 彼女は来ない。いくら待っても さがしてもこない。 ひょっとして トイレで倒れているか 見に行ってる間に

汽車は出る。あっ 携帯 ! あんたなにしょうん? わたしゃ 2号にのってるで。うっそう~~~! 私は1号のとこで待っていた。551をホウムにおいて123 なんども見に行った。彼女も

うろうろしていたと言う。

この便利な携帯の存在を忘れたバカ二人。

狭い空間を 探し回ってよう見つけないあほ二人。見えてない。

つくづく 年を取ることはこういうことだと 悟った二人。

彼女は 自宅に帰らず 福山駅で待っていました。もちろん私ではなく 551を。

しかし 551は うまい!!!!!