とっくに90歳は超えておられるが 2時間立ったまま大きな声で
文章さんの和紙のお話。こちらの先生のお話は わたしにもわかりやすく面白かった。
ひとつ わかった。学者は長生き。そして ボケん。
吉田茂の息子の英文学者吉田健一がペンクラブフランス大会で
フランス語であいさつ 将来紙は無くなると。ひぇ~~もう何十年
も前。スマホが紙を駆逐している。由々しきことだと。それはこの先生。
オクスフォード辞典でもどんな辞書でも 見てごらんん。あんな薄い紙でも裏に写ってない、 あ~^ ほんまだぁ。
文章さんは 正倉院の紙の研究もされたと。
パピルスの話から 越前の紙から 書誌のはなし。素人にもわかりやすくて面白い。
日本の紙は世界でもトップクラスです。
江戸末期から 外人がどんなに感心していたか。
それが 年に20軒も30軒も紙問屋がつぶれてますとか
挙句の果てに 宿題を出しますと 江戸時代の中之島の
地図を出されて これを熟視したらわかる。当時の紙問屋を
鬮前(くじまえ)という言葉をおしえてくださった。おみくじのこと。こよりなどで
くじをつくった。この地図に鬮前の場所がある。熟視して 分析して 想像して 見つけて来いとおっしゃる。
途中で ドイツ語らしいのを 早口で言われて あけっらか~~んとしていたら 何人かが 反応される。 あとで あれなにを いうちゃったん?と
見ず知らずの人に聞きに行った。
あれはドイツ語で シューベルトのわらべは み~~たりの 歌詞です。
ひぇ~~ なんでわかるん? あっ 父が あの歌詞でよく歌っていました。
あ~そうだ。ここの皆さんは 学者さんばっかりじゃった。
学者も一代ではでけんのんですね。場違いなものは びっくりすることばかり。