45年前 すでに有名だった内田光子さんをロンドンのウィグモホールで
聞いたことがある。ウィグモホールは 新人用のコンサートホール。
新人用だから安い。私たち貧乏人が聞きに行くところ。
内田さんは 御年70歳だろうが 舞台上では200年前のショパンの恋人
ジョジョるサンドが 乗り移ったかと思わせる情熱的なタッチ。もともと父親が外交官。
三国語が自由でロンドンにお住まい。天才として生まれた人。
つくづく ピアニストは 肉体労働者だと思わずにはおれなかった。ちょっとお茶目で磊落で
繊細で 天才が 努力するとこうなるのだと感銘。
ショパンの偉大さを堪能させていただきました。元気で 一生懸命お仕事をして
時々 こういう贅沢が できることに感謝の一夜。y