15人の団体旅行に 老人が参入しては 邪魔になると 躊躇していたら
若者が いつものように僕がちゃんと 介護しますから参加してください。(でないと
催行でけんのんです。)⇒ これが真実。
かならず なにからなにまで お世話します と しおらしくいうので
まず 朝4時にモーニングコールせよ。 からはじまってお姫様の様にふるまう予定。おつきの彼(下僕 介護士)のことは
また話すとして
一日目が 強行軍。笠岡から 兵庫 大阪 京都 滋賀 三重 岐阜 。バスの中で地理から 歴史 盛り沢山の 知識を
頂く。和歌もならう。小野小町も習う。→ 一生独身の 悲劇の歌人だ。
岐阜まで突っ走って →( まだまだ観光バスが少ない。)養老の滝につく。そこの 茶店で お昼ご飯 老夫婦が
よろよろと 給仕 接待してくれる。 それがまたおいしい
いま気が付いたけど 滝は山の上から落ちてくるので それを愛でるには 山へ登るつもりで。
ここともう一つ 帰りも瀧がある。それで いつもの老人参加者達がいないのだ。 ぎょっ 気が付いた。
私がダントツの最年長者であった。バスの中で それを言うと 団長が 「それでわたしは若いでしょといいたいんやろう」と 肉垂口(にくたれぐち)。 即 小野小町の心境ですっ と きってかわす。・・・・
わが身 よにふるながめしままにだ。。。。。
親孝行の息子が 滝の水を病気の父にと汲むと それが おいしいお酒になったそこの滝。名高い養老の滝。 予定
30分だが一時間以上ゆうにかかり 死ぬかと。K会長が拾ってくれた木の枝を つえにして よたよたと。
下僕のジャケットの袖をつかんで階段を上がったり 杖を引っ張ってもらって 後ろからついて行ったり、
これも修業 苦難の道。女の道は 何故険しい。
こっそり 清心丸を 口に含んでも 息絶え絶え。ここで死んだら 救急車は どうくる? そんなことばかり考えていた。