柳澤桂子先生

日本にこんな人がいることだけで うれしい。78歳。40歳の時原因不明の病に倒れ 30年間病床。学者の家庭。 御父上も

ご主人も息子さんも学者、娘さんは芸術家

アメリカでphdを取得。当時の友人が 軒並みノーベル賞を

もらっているそんな人。 現在は 奇跡で治って ぼつぼつながら 普通の生活ができておられる

何度も何度も この人の本を手に取ったのだが つらくて

よう読み続けなかった 特に 療養中の本。生命科学者としての本は 難しすぎて歯が立たないし。

今回は 8月から10冊読破。  笠岡の図書館に

沢山有り 倉敷の図書館からも借り 昔買っていた本も再読。

読むごとに泣く。

今年は つらいことがあった。岡山のマック先生 京都の先生

両恩師の死を偲び 死と生を 思うこと多々。だから

読んでて 泣けてしまう。

自分とは全く縁のない学者の世界にも 思いをはす。

私の愛読書は 犬養道子さんの マーチン街日記であるが

二重らせんの私も 学者の生活が読みやすくかかれて 本当にうらやましい。図書館にかえして 一冊づつ買うのです。

ご病気にならず研究を続けていたら ご夫妻で 世界の 日本の 世紀の発見ができていただろうか ご病気をしたから こういう本もかけて

私たちに 教えてくれることが一杯あるのだろうか

どっちが 良いのかわからないが 人間の資質として 最高位におられる人だと思う。

今朝も 柳澤先生の本が読めれると思うと ワクワクしてきて

早く起きてしまった。楽しんでいたマハさんの本に 手が行かない。yanagizawa-keiko