高野山②大石順教尼

日露戦争がすんだころ 大阪で残酷な殺人事件。

六人のうち一人だけ 両腕を切り落とされたけど 助かった17歳の

彼女。凄惨な人生を余儀なくされたのです。

家は没落  見世物小屋で 歌ったり踊ったりの辛い屈辱の生活。

あの事件の子やと見物客。

ある日 カナリアが口で子供にえさを与えているのを

見て 私もと それから刻苦。口に筆を支えて絵や文字を書く練習。

仏門に入りたいという彼女に

一度は結婚して子供も産んで普通の生活をして それから

また考えなさいと言われて 結婚し子供も育てて その傍ら

激しい努力で 芸術家にまでなられた。

障碍者をたすけ最終的には 仏門に入られた。

最後は観音様のようになられたという。

高野山で 50回忌。高野山大僧正の講話 祇園精舎のびわ

舞踊 講談ありの大きなイベント。500人の参加者は静かな感動に

浸りました。詳しいことは ホウムペイジのアルカデア29年12月号に

載せていますので 読んでください。

 

高野山

錦秋の高野山と言われる時節柄も そろそろ終わり でも紅葉狩りを堪能。

しかし 寒い。

小さなアンカが救い。 朝の勤行のつらいこと。席が 板の間で おくから

スース―かぜがはいり修行。修行。

 

私はのどが痛くて鼻水タラタラ

昨夜は 大石50回忌が終わって精進料理を堪能した後は 地元のご婦人の 弘法様生涯の紙芝居。これがよかった。いろいろなボランテアの形があるけれど

キリスト教も仏教も宗教離れが激しい昨今 こういう形のものは 素晴らしい。

高野山はなんどきてもうれしい。