奥の細道⑥芭蕉  おわり

俳聖、芭蕉。奥の細道で不易流行をうちたてた。絶対変えないものは変えず 残し伝えるものは残す。そのうえで変化を恐れず新しいものを取り入れる。

芸術も 日々の生活も ビジネスもそうである。道中 交通機関を待っている間に

俳句全句集をお借りする。時間をかけて読まねばわからないのも

はらっと 読めるのも くすっと笑ってしまうのも 同じ思いで 共感できるのも

涙がこぼれそうになるもの。。。。。。。。。。。

俳句の世界を覗けて 本当に よい時間をいただいた。   毎日バタバタ暮らす

がさつものの私が大雨のおかげで 没頭できた宝の時間だった。

帰省して 早速 同じ本を注文。家で読めると思わはないが ほしい一冊。

やがて死ぬ 景色は見えず 蝉の声。。。。。。。。→ これは私かもしれないな。

蝉が精いっぱい やかましく鳴いている。すぐ 死ぬセミなのに。

野ざらしを こころに風の しむ身かな。。。。。。。これも わかるなぁ。

湯の浜温泉の日本海で 秋でもないのに この句が ご~~んと 飛び込んできた。。  あかあかと 日はつれなくも 秋の風。

竹喬さんが 芭蕉の句意を画面に表してる。あ~~ あれが 絵画化されたものかと 竹喬さんのこの句絵のおかげで 一層 この句が好きになりました。

 

 

それでも 私が一番好きな 芭蕉の句は 奥の細道でなく 唐招提寺で 鑑真和上を

うたった

若葉して御目のしずく ぬぐはばや です。    芭蕉は 西行に劣らず

鑑真にも憧れていたからです。あ~~~いい旅だったなぁ。 感謝。