太田市訪問記③ おわり 感無量。

雲助と言われる運転上手に ナビ役  そして 何ら役に立たない私。3人のこのグループ。旅の初めに

なにがしかのお金を一つの財布にいれて 雲助が管理していきます。2日目の朝 龍源寺の間歩 ( 銀山の公開場所 )の

出口で(管理人さんはおられませんでした ) みんなええじゃろ?と言って 雲助が 寄付箱へ入れました。 ところが 次のポイントで

その財布がないことにきずきました。

出口の寄付箱で 落としたらしい。探しましたがありません。20分後 出勤直後の出口の管理人さんに たずねたり

携帯の番号もいうて  管理人さんに 入口にも電話してもらいました。

同じころ一緒の行動をしていたのは 犬ずれの数人のグループの団体と 外国人? の 日本語の分からない男の子。

なぜ日本語が分からないかというと 坑道の中で 天井が低いところがあったので 頭 気を付けてと言いながら

私の頭をポンポンとしたら 怒り顔をしたので こりゃだめと 思ったのです。

白いジャケットを 手にかけて それでも スマホで 写真を撮っていました。

(出口に行っって 管理人さんに会う前)  坑道出口の中腹を 10分ぐらい 行ったり来たりの時

その外国人の?男の子が  とっくに出口をでていたのに また 出口辺へ 行くのを見ました。

あれ? この子は 何しているのかしら ?  彼は また ちょっとして 向きを変えて 今度は 坑道入り口の方向へ

登っていきました。 結構 距離があります。

あの子 ?

う?

現場へ 帰る ?

挙動不審 ?

もう一回 坑道へ入るかぁ?

雲助は → あなたたちのお金もなくして申し訳ない。と言い続けます。

私たちは→  三等分の損だからええじゃ。あの子かなぁ ?

そうこうしていて  又 15分ぐらいたった時 自動車がきて 財布がありましたぁと 出口の管理人さん。

え? 白いジャケット? はい。 彼が 見つけた財布を出口へ持っていったら 僕が遅刻したせいで 人がいなかったので

入口の 管理人室まで行かれたそうです。 ろうあ者の方です。さぁ入口へ行きましょう。

落ちた財布を拾われて 私たちと すれ違いながらそのまま 出口の 事務所までもっていき

人がいないので 入口まで 遠いところを又歩いて登られたのです。かれは

事務所で ろうあ者の身分証明書をだして 何を言われても すぐ去っていったそうです。

私たちは ちょっとでも疑ったことが申し訳なく 必死に ずっと 走って探しましたが この町をでるまで

どうしても見つけることができませんでした。

暗い坑道の中で 普通だったら  笑って 友達になれるのに 口がきけてたら 途中すれ違ったとき

落としましたかと 聞かれるのに    待っててくださいと入口で 言われているのに。。。。コミニュケーションが 得意では

ないために 想像もつかないご苦労があるのです。

ただただ 申し訳なく 気の毒で 涙が止まりませんでした。

私は 本当に狭い自分の世界だけしか知りません。 想像力も貧困です。

自分の不注意を棚に上げて 人を疑います。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。恥ずかしい。

胸に突き刺さりました。たくさんのことを彼から 教えていただきました。彼の幸せを 祈るしかありません。